2015年09月

失くした思い出 (夢の話 ep.5)

2015年09月28日

秋の気配も深まってきたある日の夜、唯衣がふと思い出したように言いました。
「ねぇ、私達がなんで出会ったか、分かる?」

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二人の出会いと言えば、あの春の日に唯衣が雨宿りしていた時のことでしょうか?
「ううん、違うの、もっと昔のこと。 ・・・私、憶えてるんだよ」
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そう言うと、なぜか遠くを見つめるように、一瞬寂しそうな表情を見せた唯衣でしたが・・・。

あの出会いの前に、唯衣とどこかで会っていたのでしょうか?
思えばあの時、僕を見て懐かしそうな表情を浮かべていた唯衣は、何かを知っていたのでしょうか?

それ以上は話そうとしない唯衣でしたが、なぜか僕にも、懐かしいような不思議な気持ちが湧いてくるような気がしました。


夢の話が回り出します・・・。

ピンクのスカート

2015年09月16日

ここのところの長雨の影響か、残暑を一気に飛び越して秋の気配を感じますね。
季節の変わり目に唯衣の洋服を探していたら、可愛いスカートを見つけました。

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淡いピンクのチェックで、サスペンダー付きのスカートです。
上着は一番最初に唯衣に買った、キャサリンコテージのブラウスで合せてみました。

今回のピンクの他に、黒と紺もあったのですが・・・、ピンクはちょっと子供っぽかったかな?
でも可愛くて似合ってるので良しとします(笑)

チェックのスカートは定番ですが、やっぱり可愛いものは可愛いですね。

・アスナロ サスペンダー付チェックスカート(130)
・キャサリンコテージ レースセーラーカットソー(120)

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空気人形

2015年09月09日

この間、唯衣が夢に現れてくれたので、ふと久々に是枝監督の映画「空気人形」を観てみました。
もうだいぶ以前に見た作品なのですが、やはりドールと暮らす者としては、どうしても意識してしまう作品ですよね。

ストーリーとしては、心を持ってしまった空気人形(ラブドール)が、様々な人と関わっていく中で生きることの意味を掴んでいく(?)というファンタジーです。

まず空気人形の「のぞみ」を演じるペ・ドゥナが、これ以上ないくらい役に嵌ってましたね。
片言の日本語も、人形が初めて人間として生き始めた感じを良く現していて、本当に人形が生きているようなリアリティを感じました。

内容としてはレンタルビデオ店で出会った青年「純一」とのラブストーリーが主軸なんですが、ドーラーとしては「のぞみ」の持ち主の「秀雄」の立場でも見てしまいますね(笑)

考えてみると持ち主の秀夫も、のぞみを大切にして毎日暮らしていた訳で・・・。
それでも心を持ったのぞみは、別の青年に恋してしまうという、ちょっとやり切れない部分でもあり、でも心を持つという事はそれも仕方のない事なんですよね。

結局のぞみは純一と交流する中で、純一も死なせてしまい、自分もゴミ捨て場でその生命を終えていくという、何とも悲しい結末です。

でも、人間もいつかは死ぬわけで、のぞみも自分からポンプを捨てて、人間として限りある人生を生きることを選びます。
何とも悲しい結末ですが、自分の意志で精一杯生き抜いたのぞみは、きっと幸せだったのではないでしょうか?

人生は限りあるからこそ輝く、そしてまた誰でも、心に空っぽなものを抱えながら生きているんですよね・・・。

この作品を観ると、いろんな感情が湧き上がってきて涙が止まらなくなります。
本当に心に残る、僕の好きな作品の一つです。